北海道情報大学の学生がデザインしたラッピング自販機が江別市に登場
北海道情報大学の学生たちが、北海道コカ・コーラボトリング株式会社と北海道江別市との連携プロジェクトにより、江別市の魅力度向上を目的としたラッピング自動販売機のデザインを考案しました。この取り組みの成果として、市内3か所に新たな自動販売機が設置されることとなり、1月15日(水)には北海道情報大学でその除幕式が行われます。
地域と連携したプロジェクト
このプロジェクトは、情報メディア学部の近澤潤講師のゼミ生たちによる「江別の魅力発信!自販機デザインプロジェクト」の一環として、2024年6月からスタートしました。産学官が連携し、地域の課題解決を目指すこのプロジェクトでは、学生たちがデザインを通じて地元の魅力を発信しながら、新たな価値やサービスデザインを学びました。
学生たちは3チームに分かれ、それぞれ北海道情報大学内、江別市民体育館、江別市野幌公民館に設置される自販機のデザインを担当しました。プロジェクトの過程では、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の社員がメンターとして助言を行い、江別市職員から地元の特性や魅力について学びながら、デザイン案を作り上げていきました。
個性豊かなデザインが誕生
プロジェクトの成果は、審査員を務めた北海道コカ・コーラボトリング株式会社の山田雄亮専務や江別市の川上誠一副市長らによる選考会で発表されました。3チームそれぞれがテーマに基づいて工夫を凝らしたデザイン案を提案し、以下のデザインが採用されました。
Aチーム:市民体育館の自販機
テーマ:「遊びを取り入れた」 トリックアートやレンガ模様を取り入れた案の中から、体育館利用者が手書きしたアンケート回答を模したルーズリーフデザインが採用されました。遊び心あふれるデザインは、多くの来館者に楽しんでもらえることを期待されています。
Bチーム:大学内の自販機
テーマ:「学生に江別の魅力を知ってもらう」 江別の自然やキャラクター「えべチュン」、ドライブスポットを組み合わせたデザインが採用されました。レンガと緑を基調とし、学生に地元の良さを再発見してもらう狙いがあります。
Cチーム:野幌公民館の自販機
テーマ:「江別と活きる」 主に中高生をターゲットに、未来都市をイメージした白と黒を基調とするデザインが採用されました。小麦や木々といった江別らしいモチーフがシンプルに描かれ、地元の象徴を意識した仕上がりとなっています。
学生たちの挑戦を称える
山田専務は「若い人たちの発想は新鮮で、学生たちが江別を深く知るきっかけとなった点が素晴らしい」と述べ、学生たちの努力を高く評価しました。4か月にわたる取り組みを振り返り、学生たちは「チームで力を合わせて取り組み、成果を発表できたことがうれしい」と喜びを語りました。
除幕式開催概要
日時 | 2025年1月15日(水) 13:30~14:30 |
場所 | 北海道情報大学 eDCタワー 1階 大学記念ギャラリー(江別市西野幌59-2) |
参加者 | ・北海道情報大学 学長 西平 順 ・江別市 市長 後藤 好人 ・北海道コカ・コーラボトリング株式会社 代表取締役社長 酒寄 正太 |
(参考:北海道情報大学公式サイト内)
・学生がコカ・コーラ自販機をデザイン
https://www.do-johodai.ac.jp/topics/9693946/