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「おいしくなければ金いらぬ!」西町にあった『香林坊本店』跡を辿る

ノスタルジア4コメント

『香林坊本店』跡(2023年9月16日撮影)

かつて西区西町には、『香林坊 本店』というラーメン屋がありました。
今回は、その跡地を辿ってみたいと思います。

・・・とは言っても、かつてあった建物は跡形もなく無くなっており、現在は月極駐車場となっています。(2023年9月現在、契約車両はない模様)

というわけで今回は、過去に発行されたラーメン本などを参考にどのような店舗だったのかを紹介し、周辺の施設なども紹介していきたいと思います。

『香林坊 本店』について

おいしくなければ金いらぬ!」のキャッチコピーで有名なラーメン店です。
北5条・手稲通(旧5号線)沿いにありました。

メニューは「味噌ラーメン」「醤油ラーメン」「塩ラーメン」(各600円)、「野菜ラーメン」(750円)など。
更に、「ちょいからラーメン」(700円)、「あんかけラーメン」(750円)、「キムチラーメン」(850円)が人気で、辛さの調整も可能でした。
また、1日50食限定で提供していた「鉄砲汁ラーメン(蟹汁)」は店主自慢の一品であり、活毛ガニを丸1日煮詰めたスープを味噌と合わせて提供していました。

麺は、さがみ屋の中太ストレート麺を使用。
(さがみ屋は、1928年に創業した札幌の老舗製麺会社です。)
ラーメンのみならず、「たらばがに天丼」「中華丼」「かに炒飯」などのご飯ものもありました。

長年、地元民に親しまれてきたラーメン店でしたが、2010年4月に閉店。
その後は建物が取り壊され、月極駐車場となりました。

住所 札幌市西区西町北5丁目1-3

清田には『ラーメン香林坊 清田店』というお店がありましたが、こちらは「香林坊本店」で修行した方が、暖簾分けで1989年頃にオープンした店舗の模様。
ただし、こちらも既に閉店済みとなっています。

隣の店舗

モハンディッシュ 西町店(2023年9月16日撮影)

かつて『香林坊 本店』があった隣では、2023年9月現在、『モハンディッシュ 西町店』と『らー麺とぐち 西町店』が営業しています。

「らー麺とぐち」の場所にはかつて、『味の時計台 西町店』がありました。
しかし、香林坊の閉店直後に味の時計台も閉店。
らー麺とぐちが、2010年10月5日よりオープンしました。

「モハンディッシュ」の場所は、パン屋の『felieeds』(2015年12月10日~2019年2月28日)でした。
それ以前は、時計台観光が運営する『赤ずきんベーカリー 西町本店』(2010年9月29日~2015年7月14日)。
更にそれ以前は、こちらも時計台観光が運営する『知床番屋』で、隣の味の時計台と厨房を共有しており、ほぼ同じラーメンを提供していました。なお、2009年頃はそば・うどんの『西町食堂』が営業していました。

『知床番屋』は時計台観光が2005年から展開を開始した業態。(現在はありません。)
1号店は、北1条西3丁目の時計台観光ビル(現・敷島北1条ビル)1階・2階にありました。

『香林坊 本店』の晩年は、札幌を代表するラーメンチェーン店と並ぶ形で営業していたのですね。(しかも2店舗)
香林坊の閉店直後に味の時計台が撤退してしまった要因も気になるところです。