【コラム】ファミリーマートの道内1号店は本町にあった『ファミリーマート札幌本町1条店』
全国に展開するコンビニチェーン「ファミリーマート」の北海道1号店である『ファミリーマート 札幌本町1条店』について紹介します。
なお、現在は閉店し『セブンイレブン 札幌本町1条店』となっています。
そのため、ファミリーマートの紹介記事なのに写真がセブンイレブンとなっています。ややこしくて申し訳ありません。
ファミリーマートは、1973年に誕生した日本発祥のコンビニチェーンです。
「ファミマ」と略されることが多いですね。
プライベートブランドである「ファミマル」や、ファミチキなどが有名です。
独自のスマホ決済サービス「ファミペイ」も展開しています。
1号店は埼玉県狭山市にて1973年9月にオープンしました。
当時は西友のコンビニ実験店舗として開設されました。
その後の主な出来事
1981年9月に西友から独立し、株式会社ファミリーマートが設立。
1992年には、現在のデザインに近い、ブルーとグリーンを基調としたデザインに変更。
1998年2月に筆頭株主が西友から伊藤忠商事に。
2016年に、ブルーとグリーンの間に白線が入ったロゴへ変更。
2018年までにサークルK・サンクスとのブランド統合が完了。
2018年8月に伊藤忠商事の子会社に。2020年には同社によるTOBが成立し上場廃止。
全都道府県に出店しており、全国の店舗数は、2022年3月現在でセブンイレブンに次ぐ第2位(16,571店舗)です。
しかし、北海道内では、2022年3月現在でセイコーマート・セブンイレブン・ローソンに次ぐ第4位(240店舗)に留まっています。
北海道への上陸
道内1号店である『ファミリーマート札幌本町1条店』は、2006年7月7日にオープンしました。
セブンイレブンやローソン、サンクスなどの大手コンビニは何年も前からありましたが、ファミリーマートは21世紀に突入してからの上陸でした。
まだ北海道にファミマが無かった2002年7月、丸ヨ西尾(現・セイコーフレッシュフーズ)と伊藤忠商事(当時のファミマの主要株主)が業務提携。
セイコーマートとファミリーマートとの間で、商品の共同開発や店舗運営ノウハウの共有などを進めることを目的としていました。
2003年には、セイコーマート・スパーがファミリーマートと提携し、三越歳暮ギフトの取次ぎサービスやDVDソフト共同仕入れを開始しました。
そしてファミリーマートは、未出店であった北海道と青森県へ2006年中に出店することを決定。
2006年1月19日に丸ヨ西尾とファミリーマートによる合弁で「株式会社北海道ファミリーマート」を設立し、FC方式での出店が実現しました。
ただし、2015年3月26日にセイコーフレッシュフーズとの間で合弁契約を解消。
同年7月にファミリーマートの完全子会社で北海道ファミリーマートが設立されました。
2016年3月にファミリーマートが北海道ファミリーマートのコンビニ事業を承継しています。
なお、『ファミリーマート札幌本町1条店』は2015年6月30日をもって閉店しました。
前述の通り、現在は『セブンイレブン 札幌本町1条店』となっています。
住所 | 札幌市東区本町1条2丁目4-36 |
また、北海道上陸から1週間後の7月14日には、道内2号店となる「札幌美しが丘店」もオープンしました。
こちらは2022年7月現在も営業しています。
住所 | 札幌市清田区美しが丘4条5丁目3-1 |
その後の出店
札幌美しが丘店以降、北海道に出店したファミリーマートの一覧です。(2009年まで)
- 月寒東5条店(2006年7月21日)
- 東北通店(2006年7月21日)
- 東札幌6条店(2006年7月25日)
- 北野通店(2006年7月27日)
- 平岸南店(2006年7月29日)
- 水源池通店(2006年8月1日)
- 月寒中央店(2006年8月3日)
- 菊水元町2条店(2006年8月5日)
- 札幌北2条店(2006年12月8日)
- 札幌南12条店(2006年12月21日)
- 札幌南8条店(2007年2月28日)
- 札幌南11条店(2007年3月20日)
- 札幌北3条店(2007年3月27日)
- 札幌旭町7丁目店(2007年5月24日)
- 札幌前田5条店(2007年5月31日)
- 札幌発寒13条店(2007年6月20日)
- 札幌厚別西3条店(2007年6月27日)
- 札幌美園3条店(2007年7月31日)
- 札幌医大病院店(2007年10月1日)
- 札幌中の島店(2007年12月21日)
- 札幌北6条店(2008年2月29日)
- 札幌琴似2条店(2008年3月19日)
- 札幌東苗穂7条店(2008年5月27日)
- 札幌医大病院サテライト店(2008年6月4日)
- 札幌南5条店(2008年6月13日)
- 札幌南19条店(2008年9月26日)
- 札幌琴似駅北口店(2008年11月4日)
- 札幌東雁来11条店(2008年11月26日)
- 札幌センチュリーロイヤルホテル店(2009年1月27日)
- 札幌北1条店(2009年4月14日)
- 札幌栄通店(2009年6月26日)
- 札幌北37条店(2009年7月10日)
- 札幌伏古5条店(2009年8月7日)
- 札幌南6条店(2009年10月22日)
- すすきの南8条店(2009年11月5日)
- 札幌北27条店(2009年11月26日)
- 札幌円山店(2009年12月17日)
上陸から1か月後の2006年8月には早くも10店舗を達成しました。
2007年10月には病院内店舗「札幌医大病院店」、2009年1月にはホテル内店舗「札幌センチュリーロイヤルホテル店」をオープンしました。
併せて、2009年1月に30店舗を達成しています。
2009年までは札幌市外には未出店でした。
札幌市外初出店は「元江別店」(2010年12月2日)です。
札幌市内9区には2009年までに出店していたものの、南区には長らく出店しておらず、初の店舗は「真駒内駐屯地店」(2011年11月)でした。
一般利用できる店舗で言えば、「定山渓店」(2017年1月27日)が南区1号店となります。
参考
- ファミリーマートのあゆみ|ファミリーマート
- 北海道ファミリーマート – 沿革(Web archive)