【コラム】セブンイレブンの道内1号店は『セブンイレブン札幌北33条店』
全国に展開するコンビニチェーン「セブンイレブン」の北海道1号店である『セブンイレブン 札幌北33条店』について紹介します。
セブンイレブンは、1927年にアメリカ合衆国テキサス州で誕生しました。
当時は氷小売販売店として開業、その後は卵や牛乳といったデイリー食品の取り扱いも開始し、コンビニエンスストアの原型が出来上がりました。
店舗の庭にトーテムポールが建てられていたことから、初期の頃は「トーテム・ストア」と呼ばれていました。
そして1946年、午前7時から午後11時まで営業するお店として、店名を「7-ELEVEN」へと変更しました。
これがセブンイレブンの由来となります。
1971年には実質的に24時間営業する店舗となりました。
日本には1974年に上陸。
前年の1973年に、イトーヨーカ堂が米国サウスランド社(現7-Eleven,inc.)とエリアサービスおよびライセンス契約締結し、株式会社ヨークセブンを設立しました。
そして1974年5月15日、本格的なフランチャイズのコンビニエンスストアとしては日本初となる『セブンイレブン 豊洲店』がオープンしました。
フランチャイズオーナーの山本さんが、家業の酒屋を改装してセブンイレブンの日本1号店としてオープンさせました。
その後、1976年5月には1号店オープンから僅か2年で100店舗を達成。
1980年11月には1,000店舗を達成しました。
そして2003年8月には10,000店舗を達成しています。
会社としては、1978年に株式会社セブン-イレブン・ジャパンへ商号変更。
2005年にイトーヨーカ堂、デニーズジャパンの3社で、株式会社セブン&アイ・ホールディングスを設立しました。
1976年9月に共同配送開始、1982年10月にPOSシステム開始、2001年5月にATM設置開始、2007年8月にセブンプレミアムの販売をスタートするなど、進化を続けてきています。
2022年9月現在、セブンイレブンは日本国内第1位の店舗数(21,221店舗)を誇っています。
北海道への上陸
セブンイレブンの道内1号店である『セブンイレブン札幌北33条店』は、1978年5月28日にオープンしました。
北海道に初めてできたコンビニはセイコーマートで、同1号店の『セイコーマートはぎなか店』は1971年8月10日にオープンしました。セブンイレブンは、北海道にコンビニが誕生してから7年後の上陸となりました。
なお、『セブンイレブン札幌北33条店』(北33条西10丁目)と『セイコーマートはぎなか店』(北30条西8丁目)は僅か1km圏内に所在しています。このあたりは、コンビニ1号店の聖地ですね。
そして1978年5月は、札幌新道や地下鉄南北線が既に開業していた時期です。
徒歩では地下鉄北34条駅(1978年3月16日)から、車では札幌新道(1971年開通)からアクセスできる、当時としては便利な店舗だったのではないでしょうか。
道内1号店としてオープンして45年経った今でも営業していますが、2011年に建て替えリニューアルが行われており、オープン当時の建物とは異なるものになっています。
オープン当時はアパートの1階に店舗があり、公衆電話も備え付けられていました。
建て替え後は当時よりも奥まった場所へ移動し、駐車場が広くなりました。
住所 | 札幌市北区北33条西10丁目1-1 |