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コープさっぽろが一人暮らしの高齢者や共働き世帯へのお惣菜強化 店内調理で出来立てを提供する「大総菜化プロジェクト」実施

企業2コメント

生活協同組合コープさっぽろでは、2020年2月より「大惣菜化プロジェクト」と題し、店舗の各コーナー(農産・畜産・水産・デリカ)で販売している商品を店内で調理し、できたての状態をお求めやすい価格で提供しています。現在では常時約100品目(※1)80店舗で展開するまでに拡大しました。

道内の平均世帯人員は2.18人と全国でも低い水準です。一人暮らしの高齢者の増加、共働き世帯の拡大と時間の使い方の変化により、料理をする機会が減少傾向にあります。その中で、小容量や簡単便利系の商品ラインナップの充実と、店内調理による新鮮で出来立て、1品200円前後の価格設定でのお惣菜を提供することにより、少人数世帯にも対応しています。実際に一人暮らしの高齢者や共働き世帯を中心に商品を購入されています。

2020年7月からは一部で「豚ホルモンの味噌(みそ)焼きです。」のようにライトノベル(※2)のタイトルのような商品も販売しています。きっかけはコロナ禍における試食の中止です。それまでは組合員が店頭で試食し、味見をした上で購入していましたが、コロナ禍で中止となり味が伝わらないという危機感から、当時、商品本部畜産部バイヤーだった一人の担当者が始めました。ラベルに記載できる24文字の制限の中で、どんな味の商品なのかを組合員さんに伝わるように商品名にしました。SNSでも「ラノベみたい」「ラノベ風」と話題となり、代表作のひとつ「小さめの鶏の半身は塩だれに漬けてから焼いている」は4か月で約3倍の売上になりました。現在は改廃などで約20品目あります。

人気商品※一部抜粋

店内で野菜のカット、魚介や肉の調理を行うため、新鮮で栄養分も失われにくいのが特徴です。

・トマトたっぷりサラダ(小) 98円(本体価格)106円(税込価格)

・鮭の塩焼き 1切298円(本体価格)322円(税込価格)

・若鶏ムネステーキ(ハーブ焼き) 

 100g当り198円(本体価格)214円(税込価格)

・魚屋さんの脂ののった鮭弁当 498円(本体価格)538円(税込価格)

・6種のしょうゆ使用!こだわり豚丼 398円(税抜)430円(税込価格)

「ラノベ風」と話題の商品

【開発秘話】

開発担当者は、商品本部畜産部バイヤー(当時)の奈須野貴大さんが担当しました。「大惣菜化プロジェクト」の推進メンバーだった奈須野さんは食肉の買い付けから、惣菜のメニュー考案に携わっていました。ある日、店舗の視察を行った際にコロナ禍で試食が難しいので商品名だけを見てもどんな味かわからないと感じ、味を組合員さんに伝えるために考案。最初はこっそりお店に並べていましたが、話題を呼び他の店舗でも採用するようになりました。最初の商品は「豚ホルモンの味噌(みそ)焼きです。」です。

【ネーミングのコツ】

ラベルに記載できるのが24文字までのため、その文字数の中でどんな味の商品なのかを説明するようにしています。手に取った方がなるほどねと思える言葉を選んでいます。また、食べる前に予断を与えないよう、「おいしい」「柔らかい」といった、個人の感想は避けています。(奈須野)

【現在の商品】

奈須野さんは現在は部署が変わり後任の担当者が考えていますが、現在は改廃などで約20品目あります。

  • 手羽元を生姜醤油に漬けた、そして、煮た。
  • 本日焼きました。こちら牛ヒレステーキです。
  • 豚タン焼とねぎ塩は合うと思います。
  • 鶏レバーを漬けて焼いて、タレを絡めてできました。
  • ハーブとオイルの鶏ムネステーキができました。
  • 若鶏を使用した半身焼きです。

※1:商品点数は店舗によって異なります。                     ※2:10代から20代の読者を想定した、娯楽性の高い小説。語源はlight+novel。略称はラノベ。