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札幌市が「おいくら」を用いた不要品リユース事業をスタート

2023/11/02政治・行政0コメント

札幌市と株式会社マーケットエンタープライズは、2023年9月29日(金)より、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートします。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、札幌市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。

2018年、札幌市では、ごみの減量・リサイクルと適正処理に関する方向性を定める一般廃棄物処理基本計画「新スリムシティさっぽろ計画」を策定し、ごみの減量を推進してきました。そのような状況のもと、市では不要となった日用品の回収・配布、洋服の交換会、大型ごみ収集の申込時にリユースを希望された家具や自転車を整備して販売する事業など、精力的にリユースを促進しています。しかしながら、廃棄されたものの中には、まだ活用できるものが少なくなく、札幌市では、市民のリユース活動を更に促すために、民間企業と連携した新施策の導入を模索していました。一方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に事業展開しており、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきました。そうした中でマーケットエンタープライズが働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現しました。

「おいくら」とは

おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができます。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)の方が利用しています。

ウェブサイト:https://oikura.jp/

札幌市の課題と「おいくら」による解決策

札幌市では、市民が活用できる複数のリユース事業を行ない、廃棄物削減を目指しています。しかしながら、「利便性が低い」などの理由から、リユースを希望する不要品の回収が伸び悩んでおり、更なるリユース促進のためには、市民にとって利便性が高いリユース施策導入が必要であると考えていました。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになります。加えて、まだ利用できるものであれば家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、札幌市の費用負担もありません。

今後について

9月29日(金)15時(公開時間が前後する可能性があります)より、札幌市ホームページ内(https://www.city.sapporo.jp/seiso/gomi/genryo/reuse_oikura.html)に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。札幌市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。