【懐古】かつては琴似にもあった「山岡家 琴似店」跡を辿る
かつて西区琴似の琴似本通沿いには、ラーメンチェーン店の『山岡家 琴似店』がありました。
今回は、その跡地を辿ってみたいと思います。
山岡家は、道民にも親しまれているラーメンチェーン店です。
運営しているのは株式会社丸千代山岡家(本社:札幌市東区)です。
赤色の看板が特徴的で、カウンターも赤色で統一されています。
山岡家の自慢は、水と豚骨だけで作る”本物”の豚骨スープ。丸3日煮込み続けて、4日目に提供されます。
この豚骨スープを使用した「醤油ラーメン」が創業当時からの人気メニューとなっています。
この他、味噌・塩・辛味噌・特製味噌といった定番メニューに加え、シーズンごとに入れ替わる期間限定メニューが人気です。
1号店は、1988年9月に茨城県牛久市にてオープン。
その後、1992年5月に札幌へ上陸、「すすきの店」をオープンしました。
北海道での店舗展開を進めるため、1993年3月に株式会社山岡家(現・丸千代山岡家)を設立。
茨城県発祥のお店ながら、道民に愛され、更には日本全国にも親しまれているチェーン店となっています。
2023年8月現在、札幌市内に11店舗、道内だと49店舗展開しています。
加えて、別業態の「味噌ラーメン山岡家」が3店舗、「餃子の山岡家」が1店舗あります。
琴似店について
『山岡家 琴似店』の跡地は現在、『真武咲弥 札幌店』となっています。
「琴似店」は、山岡家の道内4号店として1993年にオープンしました。
札幌市内屈指の繁華街である、琴似のメインストリート・琴似本通沿いに出店。
当時の道民にはあまり馴染みのなかった豚骨ラーメン専門店が誕生しました。
1号店は「すすきの店」、2号店は「南2条店」、3号店は「大麻店」。
現存する最古の店舗は「南2条店」となっています。
山岡家特有の臭い問題もあり、避けてしまう人も多かったのではないかと思います。
しかし、たちまち山岡家にはまってしまう人が続出。
24時間営業である点も、重宝されていた一因でしょう。
地元民の人気を得た山岡家ですが、2006年10月28日をもって閉店。
現在も、琴似に山岡家を求める声は途絶えません。
住所 | 札幌市西区琴似2条2丁目2-22 |
真武咲弥のオープン
『真武咲弥 札幌店』がオープンしたのは2007年のこと。
オープン当時は『麺匠 咲弥』という店名でした。
元は2004年に留萌市にて『麺匠 咲弥』を開業。
2007年に札幌進出店舗として琴似の山岡家跡が選ばれました。
看板商品は「炙り味噌らーめん」。
信州白味噌と北海道紅一点味噌を使用した味噌ダレが自慢です。
スープは豚骨ベースの特製清湯スープとなっています。
札幌店の他、渋谷店(東京都渋谷区)、松本店(長野県松本市)を展開。
東京ラーメンショー7年連続出店するなど、全国でも人気を得ています。
また、琴似での営業も17年目となり、かつて営業していた『山岡家 琴似店』の営業期間をゆうに超える形となりました。