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スガイディノスが民事再生法適用申請 店舗営業は継続

企業3コメント

ゲームセンターやボウリング場、映画館を運営する株式会社スガイディノスは、2022年5月30日に札幌地裁へ民事再生法の適用を申請しました。

スガイディノスは、1918年(大正7年)に札幌劇場として創業。
1954年(昭和29年)5月に法人改組された須貝興行株式会社の流れを汲んでいます。
須貝興行は、1968年(昭和43年)に映画館やボウリング場、ビリヤード場などを揃えた「札幌須貝ビル」(後のディノス札幌中央ビル)を札幌市の中心部に建設。
その後、札幌市内に大型アミューズメント施設をオープンするなどして業容拡大を図ってきましたが、2000年代に入ると個人消費の低迷に加えて娯楽の多様化などから業況は伸び悩みを余儀なくされました。
この間、グループの経営再編が行われるなか、再度の商号変更を経て2014年7月にSDエンターテイメント株式会社に商号を変更。
スガイディノスは、同社から会社分割を受けて、2018年(平成30年)12月に設立されました。

スガイディノスが設立された初年度の決算となる2019年11月期には収入高約35億900万円を計上。
しかし、2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による影響で業況は低迷。
2021年11月期の年収入高は約25億円にとどまっていました。
負債額は約23億円となっています。

なお、各店舗の営業は継続となります。
既に購入している映画観賞券や優待券、会員サービス等も通常通り利用できます。