札幌コンベンションセンターが「環境認証」で日本初の快挙を達成!


札幌コンベンションセンター(指定管理者:SORA-SCC共同事業体) は、2025年11月26日に国際的なグリーンビルディング評価システムであるLEED® (Leadership in Energy and Environmental Design) の「既存建築物:運用・保守(LEED O+M)」において、「ゴールド」レベルの認証を取得しました。日本の既存MICE施設がLEED認証のゴールドを取得するのは、今回が初めてとなります。
LEED認証取得の背景と概要
近年、MICE分野では、環境に配慮した「サステナブルMICE」の開催がグローバルな潮流となっており、国際会議の誘致活動においても、施設の環境性能が重要な要素となっています。
札幌コンベンションセンターでは、持続可能な社会の実現に貢献するため、かねてより太陽光発電設備の設置や再生可能エネルギー100%電力の導入等により、環境負荷低減の取組を積極的に進めていました。今回のLEED O+M認証取得は、施設の運用・保守における環境性能向上への継続的な努力が国際的な基準で高く評価されたものです。
LEED O+M認証について
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、 米国の非営利団体U.S.Green Building Council(USGBC)が開発・運用する、世界で最も広く普及しているグリーンビルディング認証システムです。建物の環境性能を総合的に評価し、その達成度に応じて「標準認証」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階評価があります。
O+Mは、複数あるカテゴリーのうち、既存建物の運用・維持管理段階(Operations and Maintenance)に焦点を当てたもので、持続可能な運営を継続的に推進している施設に与えられるものです。
主な評価ポイント
今回のゴールド認証は、以下の取り組みが総合的に評価された結果です。
- エネルギー効率の改善:
- 高効率空調設備の導入や、LED照明への全面的な切り替えなどにより、大幅なエネルギー消費量の削減を実現
- 水使用量の削減:
- 節水型トイレや給水システムの最適化により、水資源の有効活用を推進
- 廃棄物管理の徹底:
- 廃棄物の分別・リサイクルを徹底し、資源循環型社会への貢献を目指しています。
より快適な室内環境: 来場者や利用者の健康と快適性を考慮し、高品質な室内空気環境の維持に努めています。













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