ピヴォ跡の再開発ビル『札幌ダイビル』が2027年1月開業!道内初のラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」他、地元店が集まる「OYOYO BASE」も誕生
ダイビル株式会社は、札幌市で開発を進めている「札幌ダイビル再開発プロジェクト」の計画概要を発表しました。
併せて、基幹機能の一つであるホテルのブランドとして、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが手掛けるラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」(トランクホテル)に決定しました。
2023年10月9日に創立100周年を迎えるダイビルが、大阪・東京に次いで国内3都市目の進出を果たしたのが札幌市です。同社は、2019年に札幌市民から長らく親しまれてきた「PIVOT」をはじめとする計3物件を取得し、札幌事業室(現札幌事業部)を開設しました。その後、札幌市をはじめ地元の方々とのコミュニケーションを積極的に図りながら、ビジネスエリアと商業エリアとが混ざり合う立地のポテンシャルを最大限に活かしたオフィス・ホテル・商業店舗の3用途構成による複合ビル再開発プロジェクトを計画しました。
さらに、同プロジェクトの重要な基幹機能の一つであるホテルには、「TRUNK(HOTEL)」を選定しました。同ホテルは、ウェディング事業国内大手のテイクアンドギヴ・ニーズが手掛けるラグジュアリーブティックホテルです。2017年に東京・神宮前に1店舗目がオープン、2023年9月に東京・代々木公園にも2店舗目がオープンしていますが、北海道での展開は今回が初となります。
なお、竣工は2027年1月末、ホテル開業は2027年春を予定しています。
計画概要
事業主 | ダイビル株式会社 |
所在地 | 札幌市中央区南2条西4丁目(ダイビルPIVOTほか跡地) |
敷地面積 | 約3,150㎡ |
延床面積 | 建物全体 約42,000㎡ ホテル(10~18階) 約16,000㎡ オフィス(3~8階) 約19,000㎡ 商業店舗(B2~2階) 約 5,000㎡ |
階数・高さ | 地上19階、地下2階、高さ98.3m |
スケジュール | 2023年6月~ 既存建物解体着手 2024年6月~ 新築工事着工(予定) 2027年1月末 竣工(予定) |
メインエントランスは、札幌駅前通と南2条通の交差点部分に配置。
さっぽろ地下街ポールタウンとは地下2階で連結します。
また、札幌駅前通沿いには路面店でハイブランドショップを計画。
オヨヨ通り沿いには、回遊性の向上を目指した店舗を集積します。
各フロアについて
ホテル(10~18階)
道内初のラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称)」が出店します。
2017年に渋谷・神宮前でソーシャライジングをコンセプトとしたブティックホテル「TRUNK(HOTEL) CAT STREET」を開業。その5店舗目が、札幌に誕生します。
客室は100室超となり、陽の光が差し込む開放的なアトリウムにあるカフェ&バーラウンジ、非日常の空間で高揚感と癒しを満喫できるスパ、北海道産の食材を楽しめるレストラン、シアタールームやバンケットなどを備え、札幌の新しいデスティネーションを目指します。
ブティックホテルは、全てのサービスに強いこだわりを持ち、唯一無二の価値を提供するホテル。
ラグジュアリーブティックホテルは、その高価格帯バージョンになります。
スタンダードルームの広さは40平米~60平米を予定。スイートルームはゲストルームの10%ほどを占めており、広さは80平米~300平米まであります。また、最大となる300平米のお部屋には、プライベートスパの導入も予定しています。
シアター付きの多目的スペースもあり、忘年会・誕生日会・展示会・発表会などといった用途で利用することができます。
レストランは、日本で一番予約の取れない寿司屋の誘致を予定。北海道の食材をふんだんに使用した料理を楽しむことができます。なお、レストランは宿泊者以外も利用可能です。
カフェ&バーラウンジでは、昼にはアフターヌーンティーを楽しんだり、夜には生演奏とともにお酒を愉しんだりすることができます。
また、最上階にはスパの導入を予定。アジアでも見たことがないようなクオリティの高いスパとなる計画です。なお、こちらは宿泊者のみが利用可能となります。
名称 | TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称) |
所在地 | 札幌市中央区南2条4丁目 |
客室数 | 100~110室 |
共用施設 | カフェ&バーラウンジ、オールデーダイニング、スペシャリティレストラン、シアタールーム、ボードルーム、スパ、ジム、チャペル、バンケット |
想定単価 | 60,000円~600,000円 |
開業予定 | 2027年春 |
オフィス(3~8階)
ダイビルが運営するビルの中でも最大級となる、1フロア600坪超のオフィススペースを提供します。なお、入居する企業のニーズに合わせて、フロアを小割にすることも可能です。
また、こちらにはコワーキングスペースも導入。スタートアップ等の起業家の方々や、地元ビジネスワーカーや遠方からの来訪者も利用可能な、街の新たな交流拠点を計画しています。
商業店舗(B2~2階)
札幌駅前通沿いには、世界的に知名度のあるハイブランドの路面型旗艦店や最先端ショールームなどの魅力的で華やかな店舗の誘致を目指します。
オヨヨ通り沿いには、地元の店舗が集積する「OYOYO BASE」を開業。オヨヨ通り再生のムーブメントをつくるべく、地元の人々による感度ある個店が集積した地域の発信拠点を創出します。また、若手の料理人などが初期負担を少なく出店できるような場所を計画しています。
ハイブランドショップなどの高級店が並ぶ一方で、「OYOYO BASE」といった地元民も気軽に楽しめるお店も集まる施設となります。