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【コラム】風月の1号店は2023年2月11日をもって閉店した『風月本店』

1号店2コメント

旧・風月本店(2023年2月12日撮影)

お好み焼きチェーン店「風月」の1号店である『風月 本店』について紹介します。
なお、『風月 本店』は2023年2月11日をもって閉店しました。

風月は、1967年(昭和42年)に創業したお好み焼き・焼きそば店です。
創業したのは、大阪生まれ・大阪育ちの二神敏郎さん。
当時、北海道にはお好み焼き文化がありませんでした。
優れた食材の多い北海道でお好み焼き文化を広めたいという想いから、創業に至りました。

「風月」という店名には、風が日々月々吹いて帆掛け船が進むようにとの願いが込められています。

定番のメニューは、ぶた玉を始めとするお好み焼きや焼そば。もんじゃ焼・広島焼なども提供しています。
お好み焼きの命ともいえる小麦粉は北海道産、卵は白老産、キャベツは千歳産、長芋も北海道産を使用するなど、道産食材にこだわっています。
また、キッコーマン協力のオリジナルソースや味の素協力のオリジナルマヨネーズも有名です。

1985年には有限会社風月を設立、1994年に株式会社へ組織変更。
2023年2月現在、札幌市内を中心に旭川市・苫小牧市へ13店舗を展開しています。
今では、北海道を代表するお好み焼きチェーン店へと成長しました。

しかし、2022年8月2日に創業者の二神敏郎さんが78歳で急逝。
今は三女の二神ひかりさんが経営を引き継いでいます。

今後は、ニューヨーク進出を目標にしています。
2018年にはニューヨークの『粉もんフェスティバル』で準優勝しました。

本店について

南17条西6丁目の本店は、1967年2月11日にオープン。ここから風月の歴史が始まりました。

この本店は、3坪の小さなお店としてオープン。
お好み焼き文化のなかった札幌市内での創業でした。
周辺には、札幌静修高校や札幌南高校が所在します。
創業当時は、これらの学生たちに支えられてきたようです。

当時はカウンター席のみで、二神さんがお好み焼きを焼いてくれていたようです。
※現在の風月はお客さん自身が焼くスタイルですが、当時はお好み焼き文化が無かったため、お客さんが焼くのは無理だったと思います。

その後は本店に地下店舗が新設。
1階ではお店の人が焼くお好み焼きを、地下ではセルフで焼くお好み焼きも楽しめたようです。

住所 札幌市中央区南17条西6丁目1

1985年には2号店となる大谷地店がオープン。
昭和・平成・令和と3時代を渡り、北海道を代表するお好み焼き店になりました。

そして2023年2月11日。
長きに渡って愛されてきた本店ですが、建物の老朽化に伴い、創業56周年を迎えるタイミングで閉店しました。

参考