【コラム】7月27日にリニューアルした『コープさっぽろ 藤野店』の歴史を紹介!
今回は、南区藤野にある『コープさっぽろ 藤野店』を紹介します。
こちらの施設は藤野3条6丁目の石山通沿いにあるスーパーマーケットです。
コープさっぽろの商品はもちろん、地元・南区で採れた野菜なども販売しています。
現在営業している主なテナントは、「サンキ」と「キャン★ドゥ」です。
オープンから40年以上、地元民の生活を支えている存在ですね。
住所 | 札幌市南区藤野3条6丁目2-1 |
オープンしたのは1979年
この場所はかつて、養鯉場でした。
以下は1976年の航空写真ですが、赤枠で囲った部分が現在のコープさっぽろになります。
当時はまだ池しかなかったことが分かりますね。
このように池が広がる場所でしたが、1979年10月に『生協 藤野店』がオープン。
オープン当初はまだ、正面から見て右側の建物(2階建てとなっている部分)しかなく、生協の東側と南側には池が残っていました。
また、この5年前には斜め向かいに「コンシュマーズマート西村」がオープン。
上の航空写真では、既に建物がありますね。
コンシュマーズマートは大型スーパーのはしりとして、真駒内・川沿の他、喜茂別・留寿都からもお客さんが来ていました。
かつてのコンシュマーズマート西村の店舗では、現在ツルハドラッグが営業しています。
(ダイエー→東急ストア→東光ストア→ツルハドラッグ)
この大型スーパーに対抗するような形で生協がオープンすることとなりました。
その後、真駒内や川沿にも続々とスーパーが誕生。
現在は川沿が南区の商業の中心のようになっていますが、当時は藤野の方が強かったのかもしれませんね。
増床工事について
1990年代には増床工事が開始。
それまであった池は埋め立てられ、新館(正面から見て左側の建物)が完成、裏手にも駐車場ができました。
※以下は1993年の航空写真ですが、この時点ではまだ池が残っています。
増床により、当時斜め向かいにあった「東急ストア」を優に超える広さとなり、利便性が向上しました。
スーパーの売り場も新館の方へ移り、様々なテナントを入居させることができるようになったのは大きいと思います。
また、1998年には「マクドナルド」がオープン。(増床完了のタイミング?)
ファーストフードチェーン店が少ない土地柄なので、ファミリーや学生にとって貴重な存在でした。
なお、このマクドナルドは2011年6月30日をもって閉店しています。
外観リニューアルについて
2023年春頃から外装の工事が行われ、2023年7月27日にリニューアルオープン。
以前のクリーム色を基調とした外観から、黒と茶色を基調としたモダンな外観に生まれ変わりました。
コープさっぽろといえば”クリーム色”というイメージがあり、戸惑っている方もまだいるかもしれませんね。
黒と茶色を基調としたデザインの店舗は他に、2016年にオープンした「二十四軒店」、2019年にオープンした「しんことに店」「なかのしま店」、2021年にオープンした「やまはな店」「しろいし中央店」、2022年にオープンした「そうえん店」などがあります。
また、同じく南区にある「西岡店」も6月23日のリニューアルにより、黒と茶色を基調としたデザインへ変わりました。
なお、以前あったパン屋の「レフボン」は閉店してしまいました。
よく利用していた方も多かったため、悲しみの声があがっています。
無印良品がオープン!
2023年11月には『無印良品』がオープン予定となっています。
もちろん南区では初めての無印良品店舗となります。
生活協同組合コープさっぽろと株式会社良品計画は2022年に協業開始。
トドックにて無印良品の商品取り扱いを行っていました。
そして、コープさっぽろ内への実店舗出店も進めており、これまでに「やまはな店」「そうえん店」「きたひろしま店」「しずない店」へ出店しています。
今回の「藤野店」が5店舗目です。
藤野や簾舞の住民からすると、生活雑貨を購入する場所が少なく、藤野のホーマックや川沿のニトリなどへ出向く必要がありました。
それが近場で流行りの商品を購入できるようになるため、とても便利になるのではないかと思います。
定山渓方面へ向かう上で一番最後の砦となるこの施設。
地元民の生活を支える存在としてますますの進化に期待です。