冬の新常識「スポット融雪」 雪を積もらせない遠赤融雪を家庭にも「TUMORAN(ツモラン)」 11月10日(木)プレ販売開始
環境機器メーカー・株式会社エルコムは、2022年11月10日(木)より、上方から遠赤照射で、置くだけで簡単に融雪ができる自立スタンド一体型のスポット融雪「TUMORAN」を全国に先駆けて北海道でプレ発売します。
これまでの業務用に普及する建物壁面等への設置式と違い、設置工事が不要でエアコンやオール電化住宅で使用される単相200V電源があればすぐに使用が可能。一般住宅向けの融雪機器として販売をスタートします。昨年、札幌市はじめ各地で記録的な降雪があり、除雪が追いつかず生活に支障をきたしたケースも多く、新たなソリューションとして提案します。
【URL】 https://www.elcom-jp.com/20221109
「TUMORAN」は、遠赤外線照射により雪を積もらせない。遠赤外線で無駄なくダイレクトに必要な場所をスポット融雪。ロードヒーティングと違い、路面を温めるエネルギー消費がなく効率的です。今回の「TUMORAN」は、従来機と違い、建物への取り付け工事不要。また、除雪機など人手をかけるものと違い、ハンズフリー融雪を実現します。融雪範囲は一台あたり約6m2(3m×2.5mの楕円状)で玄関まわりなどのスポット融雪に使用。必要電源は、エアコンやオール電化住宅で使用される単相200V2.7kW、シーズン一日当たり約200円程度※で積雪対策が可能です。高齢者向け住宅の新たな融雪機として期待できます。
※年間降雪時間を500時間1時間当たりの電力料金単価を18円/kWhを目安として計算した場合のシーズン中一日あたりの電気代参考値(基本料金含まず)。
雪が積もらない「TSUMORAN」開発の経緯
■従来モデル「TOKERUMO」の実績
エルコムは、2011年にB to Bを主流にした遠赤外線融雪システム「TOKERUMO」を開発しこれまでに商業施設、物流施設や公共施設、老健施設など1,500台以上の導入実績があり、遠赤外線照射融雪ではトップシェアを占めています。今年は昨年の豪雪の影響もあり、例年の3.5倍のスピードで出荷している状況です。「TOKERUMO」(必要電源:単相200V3.6~5.4kW)は、降雪センサによる自動融雪で建物の壁やポールに取り付け、2.8~4.5mの高さから降雪とともに点灯して一台あたり約10m2の範囲を融雪します。
これまでに、個人住宅、マンションや公営住宅にも設置を行っていますが、建物への取付工事やセンサ・制御盤等のシステムを加えると個人で利用するには工事の手配や総合的な導入コストなどにより断念する場合が多くありました。
■新型モデル「TUMORAN」を開発
今回のモデル「TUMORAN」は、自立ポール置き型タイプで家庭用としても使いやすく、価格を最小にON/OFFスイッチ式、タイマーOFF機能付きでコンセント(200V)に差すだけで使用ができるタイプ。今回11月10日(木)、11日(金)に札幌市のアクセスサッポロで開催される「北海道ビジネスEXPO」で実機を初展示し、全国に先駆けて北海道限定でプレ販売を開始します。