北の大地の人気者「エゾナキウサギ」の暮らしを紹介する写真絵本が好評発売中
株式会社 文一総合出版は、写真絵本「命のつながりシリーズ」第5弾【鳴き声できずなを結ぶ エゾナキウサギ】定価2,200円(本体2,000円+10%税)を10月2日(月)に発売しました。
エゾナキウサギ(蝦夷鳴兎、Ochotona hyperborea yesoensis)は北海道の限られた地域のみに生息する、手のひらに乗るサイズのウサギの仲間。
愛嬌のある顔つきで、極寒の冬山も元気に動きまわる姿から、登山者や生きものが好きな人たちに人気の動物です。
そんなエゾナキウサギは、氷河期に北方からやって来たと言われています。そのころの北海道はユーラシア大陸、サハリンと地続きで、マンモスやヘラジカなど、さまざまな動物がやって来ました。その中にエゾナキウサギもいました。
エゾナキウサギは氷河期から現在まで、厳しい寒さの中、北海道の山地帯で暮らしています。
積み重なった岩の隙間に棲み、単独行動を基本とするその生態はあまり知られていませんが、鳴き声で仲間とコミュニケーションを図り、命をつないでいます。
同書は13年にわたりエゾナキウサギを観察してきた写真家が、貴重な生態写真を多数使い、その生き様を紹介する写真絵本。巻末には親子で読めるエゾナキウサギのQ&A付きです。
本文はすべてふりがな付きなので、小学校低学年から大人まで、楽しく読んで学ぶことができます。子どもから大人まで楽しめる写真絵本です。
内容紹介
エゾナキウサギはいつもひとりで行動します。
でも、ひとりぼっちではありません。
鳴き声で、仲間とコミュニケーションしているのです。
何万年前も北海道で生きてきたエゾナキウサギは、
どんな暮らしをしているのでしょうか?
寒さに強いエゾナキウサギは、
真冬でも冬眠することはありません。
そのため、秋のあいだに
葉っぱのついた小枝や草など、
ひと冬分の食べ物を集めてきて、
なわばりのあちこちの岩のすきまにためこみます。
風通しの良い場所で、干し草をつくるのです。
著者について
佐藤 圭(さとう・けい)
1979年生まれ、北海道留萌市出身。SLASH写真事務所代表。アルパインブランド「ミレー (MILLET)」アドバイザー。北海道道北地方を拠点に自然風景と野生動物の撮影を続けている。現在は、大雪山の高山植物と野生動物の撮影に力を入れ、テント泊をしながら山に入り、エゾシマリス、エゾナキウサギなどの姿を記録している。
2018年、第35回「日本の自然 写真コンテスト」最優秀賞受賞。2022年、第70回「ニッコールフォトコンテスト」最高賞『長岡賞』受賞。著書に『山の園芸屋さん エゾシマリス』(文一総合出版)、『佐藤圭写真集 秘密の絶景 in 北海道』(講談社ビーシー)がある。
WEBサイト https://keisato-wildlife.com/
X(旧Twitter)https://twitter.com/slashslashphoto
Instagram https://www.instagram.com/slashslash_photography/
商品情報
書名 | 命のつながり❺ 鳴き声できずなを結ぶ エゾナキウサギ |
写真・文 | 佐藤 圭 |
発行年月日 | 2023年10月10日 |
書店発売日 | 2023年10月2日 |
定価 | 2,200円(本体2,000円+10%税) |
ISBN13 | 978-4-8299-9019-3 |
判型 | B5判 |
ページ数 | 48ページ |
電子版 | 2023年11月6日配信予定 |
発行所 | 文一総合出版(東京・新宿) |