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第16回「地域ブランド調査2021」北海道が13年連続1位!札幌市は9年ぶり1位に

経済6コメント

株式会社ブランド総合研究所が「地域ブランド調査2021」を実施した結果、全国で最も魅力的な都道府県は13年連続で北海道となりました。
市区町村では札幌市が1位、函館市が2位と上位を独占しました。

この調査は国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、全国の消費者35,489人から有効回答を得て集計したもので、認知度や魅力度、イメージなど全89項目から構成しています。
2006年から毎年実施しており、今年が16回目となります(都道府県の調査は2009年から13回目)。

今回の調査結果では、多くの自治体で魅力度や観光意欲度などの評価が大幅に上昇しました。
コロナ禍で都道府県を超えた移動がままならない中で、地域への関心が高まったためと思われます。
今後、こうした関心の高まりを観光集客や商品販売、移住促進などにつなげ、地域の発展と持続性向上に結び付けることが重要なポイントとなるでしょう。
調査結果は以下のとおりです。

都道府県の魅力度について過去10年の平均推移をみると、2016年以降は上昇傾向にありますが、2021年は最も大きく上昇しています。
市区町村平均は2014年から上昇傾向にありますが、都道府県と同様に2021年が最も大きく上昇しています。

都道府県の中で最も魅力度が高かったのは北海道で都道府県の調査を開始した2009年より13年連続での1位となりました。
魅力度の点数は73.4点で、前年の60.8点から12.6点も伸び、47都道府県で最も点数が上昇しています。
北海道を「とても魅力的」と答えた人は57.6%で、前年の40.9%より大幅に増えています。
また、「やや魅力的」と答えた人は31.5%いるため、両者を合計するとおよそ9割近い回答者が北海道を「魅力的」と答えていることになります。
一方で、「あまり魅力的でない」と「全く魅力的でない」の合計は1.0%と少ない結果になりました。

市区町村で最も魅力度が高かったのは札幌市で、2012年以来となる9年ぶり7度目の1位となりました。
同市を「とても魅力的」と答えたのは45.3%で、前年の29.0%から大幅増となっています。
2位は函館市で、1位と2位を北海道の市が独占しました。
北海道からは4位に小樽市、10位に富良野市、26位に釧路市、29位に帯広市、30位に登別市、34位に旭川市と多くの市が上位にランクインしています。

魅力度以外の指標も前年より上昇しています。
47都道府県の平均では、2021年の認知度は前年比で1.06倍、情報接触度は同1.04倍となっており、前年からの伸びは数%に過ぎません。
ところが魅力度は1.23倍、観光意欲度は1.21倍と、いずれも対前年比で20%以上の伸びとなっています。
また、食品想起率は1.30倍、産品(非食品)想起率は1.52倍と、産品の購入意欲度もかなり上昇しています。
1000市区町村の平均でも同様の結果となっており、認知度や情報接触度は数%の伸びにとどまっているのに対し、魅力度や観光意欲度は20%近い伸びとなっています。
ただし、すべての自治体で魅力度が上昇しているわけではなく、前年と比較可能な995市区町村のうち、前年より上昇したのは759で、およそ2割に当たる200は前年より低下しています(変化なしが36)。
また、観光意欲度では上昇したのは959と9割を超えていますが、低下したのは32、変化なしが4市区町村ありました。

調査内容

「地域ブランド調査2021」は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタートし、今回が第16回目。
調査対象は全792市(2021年4月末現在)と東京23区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な185の町村を加えた計1000の市区町村、そして47都道府県です。
各地域に対して魅力度など全89項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化しました。

調査結果は過年度結果も含め、以下のホームページで公開しています。
地域ブランド調査2021:https://news.tiiki.jp/05_research/survey2021
地域ブランド調査2021結果発表:https://news.tiiki.jp/articles/4696

調査概要

・ 調査方法 インターネット調査
・ 回答者 20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
          日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計
・ 有効回収数 35,489人(1人の回答者は20の地域について回答。
          地域ごとの回答者数は都道府県は 平均で1,021人、市区町村は平均で約649人が回答。
・ 調査対象 全国1000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
・ 調査時期 2021年7月5日~7月20日
・ 調査項目 認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など14項目)、地域コンテンツの認知(「海・山・川・湖などの地理的名称」など17項目)、訪問経験(「行楽・観光のため」など6項目)、地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など17項目)、地域の特性(「歴史・文化のまち」など14項目)、地域イメージ(「あこがれる」など14項目)、産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述)の計89項目