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札幌市電が12月1日より運賃を改定!大人料金が200円から230円に
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一般財団法人札幌市交通事業振興公社では、5月15日に国土交通省北海道運輸局長へ軌道業の旅客運賃上限変更認可申請を行い、7月16日に認可を受けました。これにより、2024年12月1日に旅客運賃の改定を行います。
札幌市電は、2020年4月に上下分離方式を導入し、新型コロナウイルス感染症の影響で大幅な運賃収入の減少を受けつつも、効率的な事業運営と経費節減を図り、付帯事業収入の強化に努めてきました。しかし、路面電車の乗車人員はコロナ禍前の水準に回復しているものの、依然として上下分離前の見込みを下回り、電気料金や物価上昇による経費増加、施設使用料の増加、最低賃金の上昇、人材確保の難しさなどが経営を圧迫しています。このため、安全かつ安定的な運行を維持し、サービスや利便性を向上させるため、運賃を見直すこととなりました。
改定後の普通運賃は大人料金で30円、小児料金で20円上昇。従来200円だったのが230円となります。
地下鉄乗継運賃についても、同じく大人料金で30円、小児料金で20円上昇です。
普通運賃
運賃区分 | 現行運賃 | 改定運賃 | 改定率 |
---|---|---|---|
大人 | 200 円 | 230 円 | 15.0% |
小児 | 100 円 | 120 円 | 20.0% |
定期運賃
運賃区分 | 現行運賃 | 改定運賃 | 改定率 |
---|---|---|---|
通勤(1か月) | 8,190 円 | 8,690 円 | 6.1% |
通学(1か月) | 5,870 円 | 5,930 円 | 1.0% |
● 定期券
運賃改定前に購入した定期券は、使用資格を満たしている場合には、12月1日以降も差額の負担なく利用できます。
● モバイル乗車券
モバイル版のどサンこパス・札幌市電1日乗車券・札幌市電24時間乗車券を運賃改定前に購入した場合は、12月1日以降も差額の負担なく利用できます。
※ モバイル乗車券の有効期間は、12月1日以降購入分から、発売した日を起算日とした 3か月間に変更します。